デニムの手描き抜染★実験進捗状況★思い通りに描く方法

東京都文京区で洋服のオーダーメイド、洋裁教室、型紙起こし、お直しの仕事等をしているクチュールメゾンユリトワです。

友禅教室で始めた、デニムの抜染ですが、なかなかうまくいかず2回失敗してしまいました。

インディゴや藍の染料を抜くための薬剤を使ったんですが、まったく上手くいかなかったんです。

そこで、浅草の藍熊染料さんに相談に行ってきました。


雷門にある老舗の染料店です。

デニムをお見せしたところ、恐らく、硫化染料が入ってるとの事でした。
硫化染料は、次亜塩素酸でしか色が抜けないのでは?という事でした。

早速実験。


見事!色が抜けました。
アイロンしたら黄変してしまったので、ハイドロハイター(還元系漂白剤)してみたら綺麗に白く抜けました。


翌日、再び開店9時を狙って藍熊さんへ。
綺麗に抜けたけど、ラインが滲んで安定しないので、防染糊を引きたいと購入とやり方を教わりに行きました。

こちらを購入。
ピーナツバター位の粘度のある糊です。
中身は、米ぬか、石灰、餅粉などらしいですが、お店によって違うそうです。
糊で土手を作って、染料が滲まないようにするのが目的の物です。

私のように、次亜塩素酸を使う方はいないようなので約束はできませんとの事でした。
でも、やってみたい!と、購入。ワクワクしますね~。


友禅では渋皮を使った小筒という物を使うのですが、生クリームの絞り袋のようなものを作れば良いとの事。
小筒は高いんですって。(でもなんて、良心的)

そこで、家にある、OPP袋を絞り袋代わりに作ってみました。ただテープで貼っただけです。

デニムの生地に糊を置いている様子を動画に撮ってみました。
初めての作業。プロの方がご覧になったら、違う違うー!なんて思われるかも(≧▽≦)


縁取りの作業を終えたら、裏から霧吹きをして自然乾燥。
霧吹きをする理由は、水によって糊を生地に引き込む浸透圧の作用を狙ったものなんだそうです。
こんな事まで藍熊さんに教えていただきました。親切~。


次亜塩素酸で抜染していきますよ。
ぶっちゃけ、ハイターです。
筆がぼろぼろになっちゃうので、今回いい物を見つけました!
ワンタフトの歯ブラシです。しかももう捨てる使用済みの物。エコですね~。


しっかり、糊が土手の役割をしています。
ため池状態になっています。

しばらく、時間を置いてまた液剤を塗ってを繰り返していきます。


大きな花びらは薬剤が薄まりがち。でも、塩素は生地をかなり傷めるのでそんなに使いたくない。
そしてひらめいたのが、第二の土手作り。用水路のように縁を作っていきました。

ここに液体を入れると自然とすーっと流れていきます。我田引水(笑)

しばらくこのままおいておきます。
続きはまた~。

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