東京都文京区で洋服のオーダーメイド、洋裁教室、型紙起こし、お直しの仕事等をしているクチュールメゾンユリトワです。
生徒さんが面白い雑誌を貸して下さいました。
主婦と生活 昭和35年(1960年)7月号付録
実物大型紙つき 盛夏の婦人服100種
また古い雑誌ですね~。
貸して下さった生徒さんがお若い方です。
表紙のふんわりブラウスなんて、今でも着られますよね。可愛い!
ちゃんと、製図の展開の仕方から載っています。
モデルさんが往年の大女優さんだったりして、それも楽しいです。
なんと、浅丘ルリ子さんです。可愛い~。
草笛光子さんも見つけました!
美しい~。
製図の仕方は勿論の事、裁ち方、縫い方までそれぞれ載っています。
図解もあり、ぎっしりと説明文もあります。
なんと、裏表紙以外に広告が一個もないんです!その分情報量がいっぱいです。
色んな著名人が書いた読み物もあります。
大内順子さん!
このころは、ブラジャーではなくブラジェアーと言ってたみたいです。英語読みに近いですね。
こちらでは、
「大きくあけた衿もとからブラジェアーなしの素肌が見えたら、いくらおしゃれをしてもお里(おさと)がしれます。」
と、書かれています。ひゃー。そんな言い方本当にしていたんですね。
昔の映画の中なんかでしか聞いたことないフレーズ。
他にも
「和服になれた方は、フレヤーのスカートが裾さばきが違うせいか、不思議なほどに合いません。」
(なんと、君島一郎氏が書いたもの)
なんとも辛辣ですが、まだ和装の方も多かったんですね。
BGの普段着なんてものもあり、時代を感じます。
男はつらいよの第1作目に、寅さんが[俺の妹はBGやってる」みたいなセリフがあり知ったもの。
BGはビジネスガール、今でいうOL。OLももう死語になりつつある?
製図の仕方、縫い方、更に読み物までギュウギュウです。
しかもこれが付録なんてすごい!
今でも発刊されている「主婦と生活」
生徒さんはメルカリで見つけたそうです。
楽しいですね~。
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