お仕立ての仕事★パンツはポケットから作ります★ボタンホールやポケット裏側もお見せします

東京都文京区で洋服のオーダーメイド、洋裁教室、パターンオーダー、量産の仕事なんかをしているクチュールメゾンユリトワです。

お仕立ての仕事をしています。
メンズスラックス。まずはポケットから作っていきます。


後ろパンツからね。
片玉縁ポケットを作ってます。


左ポケットだけボタンを付けるので、袋布を付ける前にボタンホールを作らなければいけないの。
昔は左の後ろポケットにお財布を入れていた名残?だそうですがホントかしら?


ボタンホールは穴糸で作りますよ。
穴糸を蝋で引いてハンドで仕立てていきます。

絹手縫糸とは違いますよ。
太い絹糸です。
穴糸とか穴かがり糸と書いてあります。16号の絹手縫糸です。
ミシン糸とも違うので気を付けて下さいね。ミシン糸と手縫糸は撚りの向きが違います。


玉縁ポケットのすぐ下にボタンホールです。
お決まりのスタイルですね。

ボタンホールなんてやったことなーい!無理~。なんて方。

洋裁百科に、穴かがりの仕方が詳細に載っています。
鳩目穴、両止め、片止めの穴かがりが載ってますよ~。ほかにも玉縁ボタンホールとかもあります。
事典的、教科書的洋裁百科は洋裁される方には持ってて損はないですね。


ボタンホールが完成してから、袋布を縫って、ステッチも掛けます。


裏側はこんな感じ。
袋布にはスレキを使っています。


パイピング布にもスレキを使っています。
前回は袋縫いにしたかも?

あ、やっぱり袋縫いにしていました。
ブログは備忘録の為にも書いているのでこんな時、本当に過去の自分に感謝~♪

お客様からのリピのオーダーも過去の自分の書いた記事を見てあ、そうか!なんて見直したりもできます。


後ろポケット、完成しました。
オーダーの仕事は丁寧に仕立てていくので、お時間掛かります。
自分服とはまるで違いますね。

お客様も楽しみ完成を待って下さっているので、気を引き締めてお仕立てしていきます。

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