東京都文京区で洋服のオーダーメイド、洋裁教室、型紙起こし、お直しの仕事等をしているクチュールメゾンユリトワです。
型紙の仕事を紹介します。
工業用パターンのご依頼も多いです。
工業用パターンとは、工場に入れるための型紙のことですが、特徴としては、縫い代付きであること。「わ」のものは両面を描くことなどです。
「わ」で描くのって結構面倒なんですよね。しかも、正しく描くのも難しいです。正確に効率よく描く方法を紹介します。
まず片面を描きます。もう、清書の紙です。工業用パターンなので少し厚地の紙に書いています。
その時、どこか、まっすぐのラインがある場合は、反対側まで線を引いておきます。
中心で山折りに折ります。折るときは慎重に。しっかり真ん中でおるように。しかし、それも曲がる可能性が高いので、直角に引いたラインがしっかり重なるように見ながら折ります。
画像のようにラインがしっかり重なるように。
そして、すぐに文鎮で固定です。
透けて見えるので、パターンを描いていきます。
完成です!
ちょっとわかりにくかったでしょうか?なぜ、全面?と思われる方も多いと思います。工場では、裁断機で裁断するので、すべてのパターンを並べてカットするそうです。なので、布を二つ折りにして「わ」で裁断という事はないのだそうです。
動画にしてみました。インスタグラムで投稿済みです。
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