フード付きジップアップモッズコートの型紙★縫製手順の為ミニチュア作ってみる

東京都文京区で洋服のオーダーメイド、洋裁教室、型紙起こし、お直しの仕事等をしているクチュールメゾンユリトワです。

型紙の仕事を紹介します。

お客様がお持ちの型紙のデザインを変更する仕事です。

一重のプルオーバーのモッズコートを、裏地付きのジップアップのコートに変えます。
縫製手順も書いて欲しいとの事でした。

私の癖で、製図用紙に製品図を描きながらパターンを引きます。

縫製手順を型紙に下書きしてました。
裏地付き、フード付きジップアップのコートなので手順を考えると、こんがらがります。


頭で考えるよりも、作りながら手順書を書く方が早い!
と、いう事で組み立てながら書きました。

大きいモッズコートなので、ミニチュアで組み立ててみる事に。


再利用のシーチングで、型紙も作らず、印もつけず、じょきじょき裁断していきました。
ふふふ、左袖部分に「CB」と読めますね。センターバック、後ろ中心の意味です。
何のトワルだったんでしょうね?
なんとなく、後ろ身頃を切り出したら、次は袖。長さを大体同じになるように見ながら裁断。ってな感じ。
まぁ、組み立てられればよいので形は二の次。


裏地との縫製手順がどうやって書くべきか、悩みどころでした。
裏地も、端切れを使って裁断しました。

フードと裏地をいつ中綴じすべき?、裾の見返しはいつ縫う?なんて、作ってみると簡単に分かっちゃいます。
悩みながら、縫製手順を書くより作っちゃうのがいいですね~。


裾、袖口、フードのフェイス周りにも見返しが付くデザイン。
どんでん返しの縫製手順、どこに穴開けよう?とか考えてました。

大きさが分かるようにシャーペンを置いてあります。
私の愛用のぺんてるグラフギア1000です。
太さは0.5mm、芯の硬さはBを使ってます。


今回は、17パーツです。組み立て順、悩ましいの分かりますよね。


完成した縫製手順書はこちらです。

ミニチュア作るの楽しかったです。

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