東京都文京区で洋服のオーダーメイド、洋裁教室、型紙起こし、お直しの仕事等をしているクチュールメゾンユリトワです。
洋裁で欠かせない目打ち。
ミシンで布を送る時、角を出す時、糸をほどく時と、何かと出番があります。
道具補充のために、使いやすいクロバーのS目打ちをネットで購入しました。
１番右側が今回購入した目打ちです。
工房に目打ちはこれで５本になりました。
クロバーのS目打ちが３本になりましたが、なんと！先端が違うんです。
左が前から持っていたもの。
右が今回購入した物。
先端が、丸くなってるんです！
糸を引っ掛けてほどく事が不可能になりました。
びっくり！これじゃ、解けないじゃん！
生徒さんもいらっしゃったんですが、
「なんで～？」って話してました。
「丸くしちゃったんじゃないですか～？」ってね。
安全のためにとか、そんなんで丸くなっちゃったんじゃない？っていう話。使いにくくしてどうするよ！って思うんですが。
そして、早速、メーカーさんにお問い合わせしてみました。
「目打ちを購入したんですが、先が丸くて使いものになりません。以前のものは先端がもっととがっています。最近のものは丸くなったのでしょうか？」
と、個体差があるのなら先端が鋭利なものを交換してほしい旨を書いて送ってみました。
すると、１時間も経たずに返信いただきました。
そのまま転載
早速ですが、目打ちは縫った後の角出しやミシンがけの時の布送りなどに使用するための仕様となっております。
15年ほど前に生産していた際、先端が尖り過ぎていたため、
「角出しの際に危険」「ミシンがけの際に布の繊維をすくってしまう」などの御意見を参考に、その後の生産では以前より若干なめらかにしております。先端の尖りを使って作業されている方には、細目打ちだと若干扱いやすいと聞いております。
だと！
危険～？使いにくくしてどうするのよ～が本音です。
私が持ってる、S目打ちの真ん中の物は、３年前に買ったものです。
この目打ちはマイナーチェンジ前の物だったって事ですね？
昔の手芸店とかだったら、まだチェンジ前の物が買えるのかしら？？
是非、欲しいものです。
クロバーでは、なめらか目打ちなるものもあって、生徒さんも持っています。
なめらか目打ちはこれね。
丸っこいのが欲しい人はこれ買えばよいじゃないですか～。
クロバーさんの細目打ちはこちらですが、持ち手と先端との段差があるので、駄目～！
私は、ボビンに糸を巻く時、目打ちで糸にテンション掛けながら巻くんですが、段差があるタイプの目打ちではこれが出来なんです。
持ち手が太い方が作業しやすいです。
もう、持ち手が太くて先端が尖っているものがクロバーさんにはないという事ですね。
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目打ちを使ってテンション掛けながら糸巻きの動画はこちらです。
これが出来ない目打ちはミシン回りに置けません。
目打ち比較
更に、私が持っている目打ちを紹介します。
冒頭の写真の１番左側の目打ち
コロンとしています。
これははっきり言って最悪です。
なんと、先端にざらつきがあって丸くて使いものになりません。
同じものをネットで見かけても買ってはいけませんよ。
左から２番目の目打ちはちゃんと尖っていて、糸をほどいたりするのには問題なく使えます。
いかんせん、形状がね～。持ち手とのつなぎ目がない鋭利な先端の物が私としてはベストです。
研げるところがあったらお願いしたいです！
カッパ橋に持っていったら研いでくれるかしら？
注目の目打ち
ちょっと調べてみて、これはどうかなぁ？と思う物を紹介します。
清原 KIYOHARA サンコッコー 目打ち SUN60-01
写真を見る限りでは、先端が鋭利じゃないですか～？
握りも良さそうですね～。
角利産業 角利 ステンクジリ 小 No.10 41409
こちらの目打ちも先端は尖ってそうですが、先端に角度が付いて尖ってる感じです。
この傾斜がどんな感じになるのかなぁと思案してます。
これ！っていう目打ちを求めてます。目打ち難民です～。
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