オーダーメイドのジャケット完成★ホールは勿論ハンドです

東京都文京区で洋服のオーダーメイド、洋裁教室、型紙起こし、お直しの仕事等をしているクチュールメゾンユリトワです。

注文服のお仕立て。
メンズジャケットの仕上げに入りました。


ボタンホールを縫っています。

穴糸を蝋引きして使います。

穴糸は絹手縫い糸の太い16号サイズのものです。

洋服にぴったりの色を選ぶと美しく出来ますよ。

黒は特に沢山使うので、大巻きの駒で買ってます。

工房には大巻の糸がゴロゴロしていますが・・

ジャケットとかコートなどの固い生地ですと、手縫いするのも大変です。

そんな時は、写真にあるような指サックをすると楽に針を通すことが出来ますよ。

この季節、汗かいて針が滑るし、指サックないと困ります。


袖口のボタンは、3連に重ねました。
4連にしたかったんですが、ボタン足りなかった~。


完成したジャケットはこちらです。

黒の綿ギャバでポリウレタンが少し入っているので、着心地が良いと思います。


ボタン、カワユイの付けちゃいました。
グレイの糸が映えます。

今週、お召しになるというお客様。間に合ってよかった。


表も、裏もハンドステッチにしてます。

裏は絹手縫い糸でステッチ掛けて、表は刺しゅう糸で掛けてます。


お召しになっていただくの、楽しみです。
胸板が厚いお客様。既製服だとラペルの部分が浮くんですって。
ぴったりなはずです。

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